「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年12月18日(水)

資産十分、「借金」は不要

徳留都議追及 猪瀬氏「自分の財産よく知らぬ」

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)猪瀬都知事の借用書についての発言の推移を、パネルを使って説明する徳留道信都議=16日、都議会総務委

 日本共産党の徳留道信東京都議は、16日の都議会総務委員会で、猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」グループから受けた5000万円の裏献金疑惑を追及しました。

 徳留氏は、猪瀬知事が裏献金発覚直後の記者会見で「資金提供という形で応援してもらうことになった」と説明していたにもかかわらず、その後「生活のため」「個人事務所の運転資金」などと変更したことを批判。知事の自宅(町田市)と個人事務所「オフィスイノセ」(港区)の登記簿では、合計3億円の根抵当権が設定されていることを挙げ「運転資金などは3億円まで銀行から借り入れできるではないか」と指摘。資産は十分あり、生活資金や事務所の運転資金のためであれば、徳洲会から資金提供を受ける必要性はなかったと追及しました。

 猪瀬知事は徳留氏の指摘を否定できず「自分の財産については、あんまりよく知りません」とごまかし、「銀行からお金を借りるのにはすぐにはできない。それなりの手続きや時間を要する」と述べました。

 猪瀬氏は、徳洲会から5000万円を受け取った翌日(昨年11月21日)に知事選立候補を表明しており、この資金提供が知事選出馬の大きなきっかけになったことは明らかです。猪瀬氏が、資産は十分にあるとの徳留氏の指摘を否定できなかったことで、徳洲会からの資金提供が知事選のための資金調達であった疑いが、いっそう深まりました。

 このほか徳留氏は、猪瀬氏が徳洲会グループの徳田毅衆院議員から現金を受領後、自宅に直行したと説明したのはうそで、実際には猪瀬氏の資金管理団体のあるオフィスイノセに立ち寄っていたことを追及しました。

 さらに、5000万円を公用車で自宅に持ち帰ったこと、特別秘書に返金させた際には公用車を使っていたことを指摘。徳留氏の追及に、猪瀬氏は「知事の代わりに仕事をしてくれた」などと開き直りました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって