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2013年12月11日(水)

東電病院売却で便宜か

清水都議追及 徳洲会側に猪瀬氏

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(写真)猪瀬直樹都知事(右)に質問する清水ひで子都議=10日、都議会総務委

 日本共産党の清水ひで子東京都議は10日の都議会総務委員会で、猪瀬直樹知事に対する医療法人「徳洲会」グループの裏金問題で、東京電力病院(新宿区)の売却をめぐって、猪瀬氏が便宜を供与した疑惑を追及しました。

 清水氏は、猪瀬氏が副知事時代の昨年6月の東電株主総会前日に、都福祉保健局に同病院への立ち入り検査を行うよう介入したことで、売却に道を開いたことを追及。都心進出を掲げる徳洲会が「タイミング良く東電病院の入札があった」と述べていると指摘。徳洲会から5000万円の資金提供を受けた猪瀬氏が便宜供与をはかった疑いが強いと批判しました。

 清水氏は、徳洲会が取得を目指していた「JCI(国際病院評価機構)認証」取得支援を、猪瀬氏が「国家戦略特区」で提案していた問題を追及。昨年11月6日に徳田虎雄理事長(当時)に面会のため湘南鎌倉総合病院を訪問した2時間前に、虎雄氏が同病院の認証取得の報告を受けた事実を指摘。「虎雄氏との面会で、JCI認証の話が出なかったのか」とただしました。

 猪瀬氏は「認証の話は出なかった」と答えましたが、清水氏が「一言も出なかったのか」と再三確認すると、「覚えていない」と答弁を変えました。

 清水氏は「質問にまともに答えていない」と批判。徳洲会関係者や特別秘書らの参考人招致や、強力な調査権限を持つ調査特別委員会(百条委員会)の設置を呼びかけました。


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