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2013年9月27日(金)

首相演説 「集団安保」に意欲

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 【ニューヨーク=洞口昇幸】安倍晋三首相は26日午後(日本時間27日未明)、国連総会で一般討論演説を行います。首相は、「新たに積極的平和主義の旗を掲げる」と宣言。「日本をこれまで以上に平和と安定の力としていくことを約束する。国連平和維持活動(PKO)をはじめ国連の集団安全保障措置に、より一層積極的な参加ができるよう図っていく」と言明します。

 憲法上、禁止されている集団的自衛権の行使や、武力行使を伴う「集団安全保障」への参加などを念頭に置いたものであり、海外での武力行使への突破口を開こうという狙いが鮮明です。

 首相はシリア情勢について、「化学兵器廃棄に向けた国際社会の努力にあたうる限り協力する」と強調。「難民に、国際社会と連携し、手を差し伸べる」として、200万人を超えたシリア難民の越冬対策などのため、6000万ドル相当の追加人道支援を実施する方針を表明します。

 東・南シナ海で周辺国への挑発行為を続ける中国を念頭に、「海洋秩序の力による変更は到底許すことができない」と指摘。北朝鮮による日本人拉致問題について、「北朝鮮には日本国民を残らず返してもらう。自分が政権にいるうちに完全に解決する決意であり、解決抜きに日朝国交正常化はあり得ない」と強調します。


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