2013年8月14日(水)
沖縄国際大 米軍ヘリ墜落9年
基地撤去の願い ともに
|
米軍普天間基地所属の大型輸送ヘリCH53Dが沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学構内に墜落・炎上した2004年8月13日の事故から9年の13日、同大学は「普天間基地から沖縄を考える集い」を開きました。宜野座村での米空軍ヘリ墜落(5日)や米海兵隊オスプレイの追加配備強行への怒りと恐怖も新たに「事故を風化させない」と学生、大学関係者らが集いました。
大城保理事長・学長は「普天間基地があり、オスプレイが宜野湾市上空を飛行し続ける以上、事故は起こる」と強調。米軍基地の負担軽減と繰り返す一方、危険性を増すオスプレイ配備を押し付ける安倍政権を批判しました。
学生を代表して意見発表した法学部2年の真喜志彩乃さんは、世界でも類例のない危険と爆音にさらされている沖縄の現状にふれ、「苦しんでいるのは沖縄だけではありません。震災・原発事故など日本全体で互いの抱える苦難を理解し合い、ともに復興を目指し、ともに基地撤去を願うことが平和な日常への第一歩だと思います」と語りました。
初参加した同大法学部1年の女性(19)は「政府はオスプレイを抑止力のために必要と言っていますが、そうじゃないということを広く知らせていきたい」と話していました。