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2013年5月10日(金)

「過去に目を閉じては未来見えない」

韓国大統領が米議会で演説

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 【デトロイト=山崎伸治】訪米中の朴槿恵(パククネ)韓国大統領は8日、米議会上下両院合同会議で演説しました。北朝鮮と非政治的な問題から対話を始め、信頼を築く中で安保問題などにも協力を広げるとする「北東アジア平和協力構想」を提案しました。

 朴氏は、(1)朝鮮半島の平和と統一の基盤の構築(2)北東アジア地域の平和協力体制の構築(3)地球的規模の平和と繁栄への貢献―の三つのレベルで米韓共同の目標を示しました。

 そのなかで「北朝鮮の挑発は絶対に成功しない」と強調。「朝鮮半島で平和を定着させ、統一基盤を構築するため」、自身の北朝鮮政策である「朝鮮半島信頼プロセス」を堅持すると述べました。北朝鮮指導部に対し、国家の安全は「核兵器ではなく、国民生活の増進と国民の幸福」で守られると呼び掛けました。

 さらに「私は(南北を分断する)非武装地帯(DMZ)内に国際公園を作りたい」と表明しました。

安倍政権を批判

 朴氏は北東アジア地域で「歴史から始まった対立はさらに深刻になっている」と表明。名指しはしなかったものの歴史問題で安倍政権を批判しました。

 「過去に目を閉じる者には未来が見えないといわれてきた」「過去に起こったことを真摯(しんし)に認識できないところに、未来はありえない」と厳しく指摘しました。


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