2013年4月30日(火)
「九条の会」が新緑のつどい
改憲危険 俳人立つ
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俳人「九条の会」(賛同者785人=4月1日現在)は29日、東京都内で「新緑のつどい」を開催、110人が参加しました。呼びかけ人の大牧広さんが、「赤旗」日曜版の記事も紹介しながら「憲法をめぐって世の中がザワザワしている。どうなっているのかともに考えましょう」とあいさつしました。
憲法学者の小沢隆一・東京慈恵会医大教授が講演し、改憲をめぐる今の政治状況を解説、自民党の改憲草案の中身をくわしく批判しました。小沢氏は、第1次安倍内閣の改憲策動を、「九条の会」の広がりが抑えたことをあげ、「新たな高揚で、改憲の動きを押しやっていこう」と呼びかけました。
俳人の鳴戸奈菜さんは渡邉白泉(わたなべ・はくせん)について語りました。とくに「戦争俳句」として、
支那兵が草山を抱き戦死せり(1938年)
赤く蒼(あお)く黄色く黒く戦死せり(同)
憲兵の前で滑つてころんぢやつた(39年)
夏の海水兵ひとり紛失す(44年)
などの句を紹介。「白泉は外地には行っていませんが、俳人として時代としての戦争にまともにぶつかっていった人だと思う」と話しました。
俳人「九条の会」呼びかけ人の諸角せつ子さんが閉会のあいさつをしました。