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2013年1月19日(土)

きょうの潮流

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 年齢についての名言は数多い。アメリカの詩人、サミュエル・ウルマンの「青春の詩」にもこんなくだりがあります。「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うときに、初めて老いがくる」▼理想を情熱におきかえてもいいでしょう。ウルマンは、青春とは人生のある期間をいうのではなく、心の様相をいうのだと歌います。たとえ、肉体は衰えても、その胸中に燃え盛るものがあるかぎり、人は若さを失わないと▼それを体現する人たちがいます。最高齢75歳で芥川賞に選ばれた黒田夏子さん。5歳から創作をはじめ、筆歴70年での受賞でした。登山家の三浦雄一郎さんは今春、80歳でエベレスト登頂に挑みます。本人は「80の手習い」と、一から訓練を重ねています▼世界で活躍するのは、テニスのクルム伊達公子選手です。42歳でむかえた四大大会の全豪オープンで快挙連発。猛暑のなか、初戦で同大会女子の最年長勝利を飾ると、ひと回り以上も年若い選手に競り勝ち、18年ぶりに2勝。ダブルスでも強豪ペアを破り3回戦に進んでいます▼これには周りもびっくり。現役復帰前のライバルからは称賛をこめて「クレージー」といわれるとか。しかし本人は「年齢は単なる数字にすぎない。コートでは私が何歳であろうと関係ない」と意気軒高です▼そんな姿に励まされながら、少しでも見習いたい。伊達さんは以前こんなことも語っています。「心のなかで限界をつくらなければ、人間の可能性はひろがっていくと、私は信じている」


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