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2013年1月16日(水)

きょうの潮流

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 連休最終日の大雪は翌日も首都圏を混乱させました。凍った路面に相次ぐ事故。大勢のけが人や死者も出すなど、「爆弾低気圧」がもたらした被害は甚大でした。自然の猛威の前に、大都市のひ弱さが浮かび上がります▼各地の成人式では着物にブーツ姿の女性も。新成人のなかには2年前も東日本大震災の影響で卒業式や入学式が中止、延期された若者がいます。その体験もあってか、例年よりも「社会や人の役に立ちたい」というコメントを耳にしました▼ふだんは見えにくくても災害時や困難なとき、はっきりと表れる助けあい、支えあう心。総務省が5年に1度行う社会生活基本調査でもわかります。2010年10月からの1年間、災害ボランティア活動に参加した人は前回調査よりも3倍以上増えています▼今度の悪天候でも、こんな光景を目にしました。滑って転んだ人に手を差し伸べる、坂道で止まってしまった車を力あわせて押す…。凍えるような寒さのなか、ぬくもりがひろがりました▼何人もの命を奪った尼崎事件や高校生の体罰自殺をはじめ、世の中に殺伐とした出来事も少なくありません。その一方で、大震災以降とくに、人と人とのつながりや、互いを思いあう気持ちが形になっています▼本紙14日付の若者のページに、被災3県の新成人のこんな声が紹介されていました。「自分も、人のために何かできる人間になれたらと思います」「誰かのために、故郷のためにがんばることができる。それを励みに歩んでいきたい」


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