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2013年1月15日(火)

きょうの潮流

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 東京は久しぶりの大雪です。雪景色は美しい。でも、凍ってからが大変です。歩き方には気をつけて―。転倒注意です▼雪といえば、大学入試センター試験の風物詩。今年は時期が少しずれただけでも良かったのかもしれません。いよいよ本格的な受験シーズンが始まります。受験生の皆さんは、くれぐれも体調を崩さないように…▼保護者にとって頭が痛いのは教育資金です。私立大学の受験料は、一般型で平均約3万5000円。昨年、体験した知人は、「受験料だけで22万5000円もかかった」と嘆いていました。さらに学費は、国立大学でも初年度納付金は82万円(2012年度)になります。異常な高さです▼そんな親心をくすぐるのが、安倍政権が打ち出した「子や孫への贈与税軽減」です。資産を持つ高齢者から子育て世代への資金移転を促し、子育て支援や消費拡大につなげる、というのが狙いのようです。しかし、この恩恵を受ける子や孫はどれほどいるのでしょうか。形を変えた“金持ち減税”のようにもみえます▼一方で、高校授業料無償化を“バラマキ”“過度の平等主義”と攻撃してきた自民党は、所得制限を設ける方向です。しかし、無償化は世界の流れです。進学率も100%に近い。“子育て支援”をいうなら、せめて高校授業料無償化を維持し、教育予算を増やす方向にかじを切るべきでしょう▼今年は世界的にも寒波のようです。厳しい冬です。「美しい国」をめざすのであれば、庶民の懐をこそ温めてほしい。


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