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2012年12月12日(水)

オスプレイ 選挙さなかに「本格運用」宣言

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 総選挙が最終盤を迎えるなか、「オスプレイ配備ノー」の沖縄県民の総意を無視した横暴が続いています。

 公示日の4日午後1時5分。米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイはこの日も、普天間基地(沖縄県宜野湾市)から沖縄本島北部に向けて離陸し、飛行訓練を繰り返しました。公示後に限っても、土・日を除いて5日間飛行。4日には夜9時すぎの飛行も確認されました。(表、宜野湾市まとめ)

 オスプレイの飛来が続く伊江島補助飛行場(伊江村)でも、使用を想定していなかった「コーラル」滑走路を頻繁に使用。同滑走路はサンゴなどを敷き詰めており、着陸のたびに粉じんを巻き上げるため、農作物や洗濯物などに深刻な被害を及ぼしています。伊江村によれば、11月に入って、「コーラル滑走路」の使用が21回確認されています。

 6日には、在日米軍のアンジェレラ司令官が「オスプレイは完全運用能力に達した」と述べ、「本格運用」を宣言。「学校・病院など人口密集地上空の飛行を避ける」などとした日米合意無視の飛行が続いているにもかかわらず「特段の問題はない」と強弁しました。

 翌7日には3機が米領グアムのアンダーセン空軍基地に着陸し、岩国基地(山口県)所属のFA18戦闘攻撃機などとともに、本格的な戦闘訓練に参加。海外への“殴りこみ”部隊としての態勢を整えつつあります。

 さらに政府は、本土での訓練開始への道筋を年内にもつけようと画策しています。総選挙後、各党はただちに姿勢を問われます。

普天間基地での総選挙公示後のオスプレイ飛行回数

 4日 7回(午後8時以降3回)

 6日 3回

 7日 5回(3機はグアムへ飛行)

 10日 14回(4機編隊を初確認)

 11日 2回

 (宜野湾市まとめ、11日午前現在)


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