2012年10月31日(水)
原発ゼロこそ明日への責任
経団連前抗議行動
財界に声ぶつけたい
首都圏反原発連合は30日、東京都千代田区の経団連会館前で3回目の抗議行動をおこないました。前日の所信表明で野田佳彦首相は「原発即時ゼロ」を無責任だと攻撃し、日本経団連の米倉弘昌会長は浜岡原発(静岡県)や泊原発(北海道)の再稼働を押し付けようとしています。1100人(主催者発表)の参加者は、激しい怒りの声をあげ、「原発の即時廃止を」と訴えました。
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行動開始から抗議行動の列はのび続け、「原発いらない」「新設・増設ふざけるな」などと書かれた手製のアピールグッズをかかげた参加者が次々とやってきました。ドラム隊の演奏にあわせて「原発やめろ」「大飯をとめろ」「大間はやめろ」「経団連だまれ」「電気は足りてた ウソつくな」と唱和しました。スピーチでは「(経団連は)経済団体ではなくて利権団体だ」「経団連こそ企業倫理に反している」などの声があがりました。
「原発即時0」とプリントしたプラカードをかかげた東京都江東区の男性(37)は「即時原発ゼロでは明日への責任は果たせないなんて話すような首相にはいくら怒っても怒り足りない。原発ゼロ以上の明日への責任の果たし方なんてありません。それを首相だけでなく、後ろで糸をひいている経団連にも直接ぶつけたくてきました」と話しました。
「原発を一刻もはやくなくしたい」と横浜から友人と一緒に参加した女性(32)は「官邸前行動には何度か参加しましたが、経団連前でも行動するとツイッターで知って来ました。事故を起こした福島第1原発では、今も作業員が日々被ばくし続けています。原発は、あってはいけない」と話しました。