2012年10月18日(木)
創立50年 発展誓い合う
新日本婦人の会がつどい
新日本婦人の会(新婦人)は17日、東京都内で創立50年記念のつどいを開きました。全国から1700人が参加。多彩な願いや運動を交流して50周年を祝い、今後の活動の発展を誓い合いました。同日夜、50周年を祝うレセプションが都内でおこなわれ、日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。 (関連記事)
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新婦人は1962年10月19日、婦人運動家の平塚らいてうさん、童画家のいわさきちひろさんなど32人の呼びかけで誕生しました。記念講演で笠井貴美代会長は、社会の大激動の中で創立50年を迎えた新婦人をさらに前進させるために確信にしたいこととして▽要求実現の女性団体としての輝きとそのルーツ▽平和をたえず手放さず世界の女性とともに連帯してきたこと▽社会的な性差別をなくすための役割を果たしてきたこと▽世代をつなぐ仲間づくりを続け、班を基礎に活動してきたことの重要性―を強調。「いま輝く新婦人、命守る社会へ、仲間を大きく増やして新しい歴史へと踏み出しましょう」と呼びかけました。
47都道府県58の支部や班などが、願いを託した鮮やかなタペストリーを手に次々と登壇しました。原発ゼロや核兵器廃絶、オスプレイ配備ノー、子ども医療費無料化の拡充などのとりくみとともに、若い世代のつながりや仲間づくりの経験を紹介。会員拡大の成果の報告に会場が何度もわきました。東日本大震災で被害にあった岩手、宮城、福島の3県からは、支援に対する感謝の言葉とともに、安心して暮らせる町づくりへの意気込みが語られました。
主婦連合会会長の山根香織さん、映画監督の山田洋次さん、アメリカフレンズ奉仕委員会ニューイングランド地域事務所責任者のジョゼフ・ガーソンさんら6人がビデオメッセージであいさつ。参加者は、バイオリンとアコーディオンのユニット、ドゥ・マルシェの演奏に魅了されました。
母娘三代会員として登壇した秋田支部の女性(82)は50年会員です。「若い方々がたくさんいらっしゃって本当に元気が出ました。これからもできることで頑張りたい」と話しました。