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2012年10月3日(水)

オスプレイ全機撤収を

普天間前 誓い新たに行動

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(写真)「オスプレイは帰れ」と拳を突き上げる人たちと赤嶺氏(中央)=2日、沖縄県宜野湾市の第3ゲート前

 沖縄県民の反対を無視して文字通り頭越しに強行される米海兵隊オスプレイの普天間基地(沖縄県宜野湾市)配備に抗議する行動は、2日も同基地第3ゲート前で続きました。オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会の主催。約300人が、日米両政府の暴挙に、「絶対負けるわけにはいかない。一日も早いオスプレイの全機撤収を」と誓いを新たにしました。

 この日も朝7時から国会議員をはじめ多くの県議、市町村長、市議が党派を超えて駆けつけました。

 稲嶺進名護市長は「オスプレイを追い出すまで頑張りましょう。3日に名護市で市民大会を開いて市民の意見を日米両政府にぶつけたい」と訴え、賛同の拍手がわきました。

 野国昌春北谷(ちゃたん)町長は、市街地上空をヘリモードで飛ばさないとした日米合意が1日の県内初飛行で早くもほごにされていることにふれ、「沖縄の市街地が米軍には砂漠かジャングルにでも見えているらしい。安全宣言を信用する沖縄県民は誰一人いない」と怒りを込めました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、オスプレイ配備への抗議に多くの県民から一緒に行動したいとの声が寄せられているとして、「県民のエネルギーを結集し、大規模な運動をつくり出していこう」と呼びかけました。

新たに3機飛来

 米海兵隊は2日も普天間基地への垂直離着陸機MV22オスプレイの強行配備を続け、岩国基地(山口県)から新たに3機を移動させました。これで同基地への配備は計9機になりました。

 3機は正午すぎに同基地の北東方向から続けざまに飛来。いずれも、2004年8月に海兵隊ヘリが墜落した沖縄国際大付近(宜野湾市)の上空で旋回して、南方向から斜めに滑走路に進入しました。

 同大付近にさしかかる前には、すでに機体が不安定になる「転換モード」(回転翼を斜めに向けた状態)で飛行していました。

 飛行するオスプレイを目撃した基地周辺住民は騒音の増大を懸念。同基地のすぐ北側に住む男性(70)は夕方から夜間の騒音ではテレビが聞こえなくなるのが日常で、「これ以上にオスプレイの騒音なんて耐えられない」と憤りました。

 岩国基地には3機が残っていますが、うち2機は整備が必要とされており、在沖縄米海兵隊司令部は全12機が普天間基地に配備されるまで「数週間かかる」としています。 (関連記事)

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