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2012年9月4日(火)

8月死者数が最悪

人権団体 「5千人前後に」

シリア

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 【カイロ=小泉大介】シリア内戦が激化の一途をたどるなか、同国の人権団体は2日、相次いで8月の死者が5000人前後に達したと明らかにしました。昨年3月に政府軍による住民弾圧が開始されて以降、1カ月間の死者数で最悪の事態となりました。

 英国に拠点を置く「シリア人権監視団」は2日、8月の死者が5440人に上ったと発表。別の人権団体「地域調整委員会」は4933人が死亡したとしました。また国連児童基金(ユニセフ)によれば、死者は先週だけで1600人に達しました。

 8月の犠牲者数が過去最悪となったのは、政府軍が人口約250万人を擁する第2の都市、北部アレッポに対する攻撃を開始したこと、戦闘機も動員しての空爆を本格化させたことが主な原因だと見られています。

 昨年3月以降の死者総数については、「人権監視団」が2万6000人以上、「地域調整委員会」が2万3000人以上としています。後者には政府軍兵士の死者数は含まれていないとされます。


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