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2012年8月2日(木)

米、軍事援助を継続

国防長官 エジプト訪問し表明

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 【カイロ=小泉大介】中東を歴訪中の米国のパネッタ国防長官は7月31日、エジプトでモルシ大統領、軍最高評議会のタンタウィ議長と相次いで会談しました。同長官は会談後の会見で、エジプトにおける民主化支援と軍事援助の継続を表明しました。

 パネッタ氏はモルシ大統領がイスラム主義組織・ムスリム同胞団出身で、イスラム武装抵抗組織ハマスなどとの関係も伝えられていると記者団から問われたのに対し、「私はモルシ氏がすべてのエジプト人を代表する大統領であり、エジプトの民主的改革を実行していくであろうことを確信している」と強調しました。

 さらに、モルシ大統領と軍部が「対立」しているとされる問題について、「モルシ大統領とタンタウィ議長は非常によい協力関係にあり、同じ目的のためにともに働いている」「革命後のエジプトが民主的な政府の樹立に向かっていることは明確だ」と楽観的な見方を示しました。

 そのうえでパネッタ氏は、前ムバラク独裁体制に対し行ってきた年間1000億円以上の軍事援助について言及。「エジプトの安全保障は国家の安定にとって重要だ」「われわれはエジプトの軍部と協力してきた歴史を持っている。今後も彼らを手助けするため、あらゆる援助や支援を継続していく」と述べました。


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