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2012年7月17日(火)

きょうの潮流

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 気温33度の東京・代々木公園。「さようなら原発10万人集会」は熱中症の心配から始まりました▼「原発ゼロの意思は貫いても、ご気分の悪くなった方は頑張らずに隣の方に言ってください」。そんなアナウンスが流れる会場に「福島は終わってないぞ」とTシャツの背中に書いた30代の女性が座っていました。愛知から早朝の新幹線で来たといいます。「家畜を処分した農家の人のことを思うと切ない。原発ゼロに条件をつけ始めたらだめだと思う」▼浴衣姿の女性2人組、身和さん(30)、菜夏さん(24)は「ツイッターで官邸前の様子を知って」「普通の人が普通に自分の感情を発表しているのを見て、自分ができる仕方で行動すればいいのかなと思って来ました」▼演壇からは呼びかけ人が発言します。「国民の祈りにも似た真剣な願い、必死の叫びをあざ笑うかのように大飯原発が平然と再稼働された」と経済評論家の内橋克人さん▼作家の落合恵子さんは「私たちの声は大きな音ではないのです。声を音というのは民主主義ではありません。原発推進の独裁を挫折させてやろうじゃないか」。野田政権に怒り爆発です▼「声なき声」があると言い、デモ隊の声を聞こえないふりをした首相がいました。60年安保闘争の時の岸信介首相です。すると未組織の市民らは「声なき声の会」をつくって立ち上がりました。そして、とうとう岸氏を退陣に追い込みました。国民世論を軽んじてはならない。野田首相は17万人の重みを受け止める時です。


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