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2012年7月15日(日)

シリアへ武力介入反対

エジプト・チュニジア 両大統領が一致

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 【カイロ=小泉大介】エジプトのモルシ大統領は13日、同国を訪問中のチュニジアのマルズーキ暫定大統領と会談しました。互いに昨年始めの「革命」を受け就任した両大統領は、それぞれの民主化の課題について意見交換するとともに、焦点のシリア問題では、同国人民のたたかいを支持する一方、外国の武力介入には反対することで一致しました。

 会談後の共同会見でモルシ大統領は、「われわれはシリア人民の革命を完全に支持し、流血の事態を止めることに力を尽くす」とした上で、「われわれは武力介入を受け入れない」と表明。マルズーキ大統領も「シリア人民の自決権は議論の余地のないものだ」と述べました。

 またパレスチナ問題に関し両大統領は、独立国家樹立の意義とともに、パレスチナ解放機構(PLO)主流派最大組織ファタハと武装抵抗組織ハマスとの和解の動きを後押しする必要性を強調しました。

 今後のエジプト・チュニジアの関係についてモルシ大統領が「アラブの諸問題について両国が相談するための対話のチャンネルは完全に開かれるだろう」と述べたのに対し、マルズーキ大統領は「お互いに背を向け合う時代は終わった」「われわれの心の中の境界線は永遠に消え去るだろう」と応じました。


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