2012年5月26日(土)
看護師増やせ 安心の医療を
医労連など
看護師の大幅増員や夜勤改善で安心安全の医療・介護の実現をと25日、東京都内で医療労働者が共同で議員要請、署名提出行動をおこない251人が参加しました。日本医労連、自治労連、全国大学高専教職員組合(全大教)が5・25中央行動の一環としておこなったものです。
提出行動にさきがけておこなわれた意思統一集会で、運動の到達を報告した日本医労連の相澤幸敏書記長は、独立行政法人や国立大学で7・8%もの給与削減がおこなわれており、医師や看護師の給与削減の動きもあると報告しました。そのうえで、安心安全な医療を求め、地域などで共同が広がっていると話しました。
労働経済ジャーナリストの小林美希さんが、看護師の医療行為を拡大する「特定看護師」について講演。「いま看護のケアとは何か、看護師とは何かが問われる歴史的な分岐点にきている」と話した同氏は、特定看護師制度は、「特定看護師」の教育を受けていても受けていなくても医療行為ができるという穴だらけの制度だと指摘。「制度ができてしまえば影響は大きい。現場から訴えていかなければ変わらない。しがらみを断ち切れるのは世論。世論をつくるのは現場の声です。みなさんのがんばりにかかっている」とエールを送りました。
日本共産党の田村智子参議院議員が応援にかけつけました。