2012年4月24日(火)
柏崎刈羽差し止め求める
市民ら新潟地裁に提訴
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新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の運転差し止めを求め、「柏崎刈羽原発差し止め市民の会」の会員らと脱原発新潟県弁護団は23日、新潟地裁に提訴しました。原告は132人で、県外の人や福島からの避難者も含まれています。弁護団も全国から70人の弁護士が加わり、110人です。
同訴訟は、地震による原発事故発生の危険性、東電の資質・能力の欠如、重大事故が発生した場合の被害の甚大性などで、柏崎刈羽原発の運転を続けさせてよいのか、東電に運転の資格があるのかを問うものです。
提訴前の集会で、和田光弘同弁護団長が「避難者の人たちは今年もふるさとで桜を見ることができない。避難者はもう生活を元に戻せないと悲惨な叫びをあげている。子どもたちも振り回されている。こんな破壊の社会でいいのか。東京電力の運転が許されるのか、差し止めで司法の判断を求めて提訴する。最後までたたかっていこう」と訴えました。
原告団代表の一人、柏崎市の吉田隆介さん(62)は「原発から2キロの地点に住んでいるので、福島原発事故は人ごとでない。いつ事故が起きるか不安だ。裁判をもとに停止させたいので、皆さんといっしょになって頑張りたい」と訴えました。