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2012年4月2日(月)

“原発ゼロ 私たちの使命”

東海村長らメッセージ 茨城集会3000人

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(写真)「原発なくせ」の思いを持ち寄って開かれた「さよなら原発4・1大集会?いばらき」=1日、茨城県ひたちなか市

 茨城県ひたちなか市、那珂市、東海村にまたがる笠松運動公園で1日、「さよなら原発4・1大集会inいばらき」が開かれました。県内外から約3000人が集まり、東海第2原発の廃炉など原発ゼロの日本に向けた思いを一つにしました。

 会場の公園は、東海第2原発(東海村)を間近にしたところにあります。同原発は昨年の東日本大震災で被災し、福島第1原発と同様の大事故寸前に。現在、県内外で同原発の廃炉を求める運動が広がっています。

 ひたちなか市の女性(31)は2人の幼子と参加しました。「子どもの健康が最大の関心事。今日の集会の様子を周りの人にも伝えるために来ました」と話しました。

 集会では、呼びかけ人を代表して茨城大学の田村武夫名誉教授があいさつし「県民の(同原発を)拒絶する意思ははっきりしている」と力を込めました。

 東海村の村上達也村長、福島県浪江町の馬場有町長のメッセージが紹介されました。

 村上村長は、政府の原発再稼働の動きを「倫理観を欠いた無責任な指導者たち」だと厳しく批判。「日本から原発をなくすことが私たちの国際社会への使命です」と呼びかけました。馬場町長は、福島第1原発事故後の窮状を訴え、東電と国の対応を批判しました。

 栃木県内の産直センターで働く女性(62)は「栃木県でも福島第1原発事故による風評被害が出ている。東海第2原発の存在は人ごとではない」と述べました。

 群馬県高崎市から8人でワゴン車に乗り合わせて参加した男性(74)は「福島第1原発事故の影響で、県内では渓流釣りで釣った魚を食べないようにいわれている。原発をなくして自然エネルギーに転換すべきだ」と訴えました。

 集会では日本共産党の大内久美子県議があいさつし、塩川鉄也衆院議員、梅村早江子衆院北関東比例予定候補が参加しました。


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