2012年3月23日(金)
派遣法改悪案 27日採決
田村氏反対 労働者の願い踏みにじる
参院厚労委
参院厚生労働委員会は22日の理事会で、労働者派遣法改定案を27日にわずか4時間の審議で採決することを、民主、自民、公明、みんなの各党の賛成で決定しました。
同案は23日の参院本会議で審議入りする重要法案。日本共産党の田村智子議員は「重要法案を拙速に採決すべきではない。参考人質疑など十分な審議を行う必要がある」として反対。抜本改正を求める労働者の願いを踏みにじる同案の採決は許されないと主張しました。
同改定案は、衆院で民自公3党が政府案を骨抜きにする改悪を加えて、審議もせずに可決を強行しました。「抜け穴」のある政府案から製造業・登録型派遣の原則禁止を削除し、違法派遣があった場合、派遣先企業が派遣労働者に「直接雇用を申し込んだとみなす」規定を3年先送りする内容です。日本共産党は「不十分な政府案すら骨抜きにする」と反対し、製造業派遣の禁止をはじめ抜本改正を求めています。