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2012年3月13日(火)

きょうの潮流

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 3・11の午後2時46分。東京・井の頭公園の「震災復興・なくせ原発」集会で黙とうしながら、直前に聞いた被災地からの報告が頭をよぎりました▼「被災者がいちばん恐れていること、それは忘れられること」「原発事故で避難命令が出て、救出活動が中止された。そのあとも、津波にあった人のうめき声が聞こえていたらしい」…▼夜、“アイドルの王道をゆく”という少女たち、「制服向上委員会」のコンサートへ。いまや、「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」は集会で定番です。原発を推進した人々を、“みんなに迷惑かけちゃった恥ずかしく未熟なおとな”とこきおろします▼翌日、都内のアーツ千代田3331で開かれている「東日本大震災復興支援プロジェクト展」で、“未熟なおとなたち”を記録する作品に出会いました。現代美術家・椿昇さん作の映像です。題は、映画「チャーリーとチョコレート工場」をもじり、「チャーリーとプルトニウム工場」です▼映画の終わりに俳優や制作陣の名前を映す、エンドタイトル仕立てです。すべて英語で、最初の製作監督者名は岩崎弥太郎です。あの三菱財閥のシンボルです。助監督は、元首相の岸信介、中曽根康弘の両氏です。延々と続く人名に、原発を推進した政治家、財界人や科学者の名を散りばめます▼椿さん自身の名も記しています。みる人も、原発の危険に気づかなった反省をこめて、自分の名前を入力できます。眺めながら、また前日の集会の報告の数々がよみがえりました。


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