2012年3月11日(日)
東京大空襲から67年
言問橋のたもとで小池氏あいさつ
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一晩で10万人が犠牲になった1945年の東京大空襲から67年を迎えた10日、犠牲者を追悼する集会が台東区の言問(こととい)橋たもとにある隅田公園の追悼碑前で開かれました。
川杉元延実行委員長は「この橋の周辺でも数千人が業火に焼かれ、冷たい川に飛び込み凍え死んだ。大空襲の惨劇と苦しみを繰り返さないため語り継ぎたい」と述べ、昨年3月11日の東日本大震災に伴い起きた福島原発事故で、広島・長崎・ビキニの原水爆被爆に続き、核の被害を受けたことにふれ「人類と核は共存できない」と語りました。
台東区教育委員会の宇田川濱江委員長があいさつ。東京大空襲を経験した鈴木としおさんが「大空襲の後、言問橋の上で炭のように焼けた死体を数え切れないほど見た」、岡崎吉作さんが「焼夷(しょうい)弾が雨のように降る中を逃げた。友人の半数が犠牲になった」と語りました。
日本共産党から小池晃政策委員長(参院比例予定候補)、宮本徹衆院東京比例予定候補、桑名文彦衆院東京2区予定候補、吉良よし子参院東京選挙区予定候補、台東区議団が出席。小池氏は「東京大空襲は無辜(むこ)の市民を殺した国際法違反。戦争を知らない世代が政治の中心になっている今、戦争の事実を伝え、平和への叫びの中でつくられた憲法9条を守り抜く」とあいさつしました。