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2012年3月11日(日)

「東京大空襲67年」で集い

語り継ぐ江東500人

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 東京都江東区内で10日、「東京大空襲を語り継ぐつどい」(主催・同実行委員会)が開かれ、500人が参加しました。

 開館10年を迎えた東京大空襲・戦災資料センターの来館者は10万4497人に。早乙女勝元館長があいさつし、「3・10の東京大空襲も3・11の東日本大震災も、まだ問題は解決していない。両日を命の重みを考え心に刻む日にしたい。“平和の種まき”事業を減速させることなく、次の世代へ引き継ごう」とよびかけました。

 山本唯人・同センター主任研究員が、民間人の力でつくられ、子ども、青年たちに命と平和の尊さを伝えてきたセンターの10年の歩みを報告しました。

 江東区立毛利小学校3年生の男児が「戦争は人が始めたもの。命以外に大切なものはない。戦争はもう起きてほしくない」と、センターで学んだ感想を発表。空襲の体験を語ってきた稲葉喜久子さん(79)が「百人百様の体験を語ることを大切にしてほしい」と来場者によびかけました。

 中山武敏東京大空襲訴訟弁護団長が特別報告しました。政府が戦後、民間人被害者への補償を行わず放置してきた不条理が、被害者の苦しみを拡大させてきた問題を指摘。空襲被害者等援護法の早期制定を訴えました。


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