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2012年1月16日(月)

全水俣病被害者救済せよ

国の打ち切り許さない

不知火患者会が決起集会 熊本

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(写真)一枚岩の団結で救済打ち切りの動きに立ち向かおうと訴える大石会長(中央)と、赤嶺氏(その右)ら=15日、熊本県水俣市

赤嶺議員あいさつ

 水俣病の未認定患者でつくる不知火患者会は15日、熊本県水俣市で決起集会を開き、国がもくろむ救済打ち切りを許さないために一枚岩の団結を強め、たたかっていくことを420人の参加で確認しました。

 大石利生会長は基調報告で、5年半にわたるノーモアミナマタ国賠訴訟にふれて▽不知火海沿岸全住民の健康調査の必要性▽地域内外、年月による救済線引きの不当性―などを明らかにした成果を強調。「いまだ救済に手を挙げられない多くの被害が残されている中、調査もせず強引に幕引きをはかろうとする国の動きにノーの声を上げていかなければならない」とのべ、団結を呼びかけました。

 救済を定める「水俣病特別措置法」(特措法)に多くの被害者が申請し、幕引き不可能な客観的状況をつくり出すことがたたかいの焦点となるため、新たに特措法部会が発足。会長に就任した天草漁協の理事を務める濱廣昭さん(68)=天草市=は両手両足の感覚の異常など自身の被害を訴え、「同じ海で漁をしながら、救済対象外ということだけでなぜ声がかからないのか。全ての被害者救済を実現するため先頭に立っていく」と決意を語りました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が連帯あいさつし、「特措法の掲げる『あたう限りの救済』を国に守らせるため、みなさんと心を一つにがんばっていきたい」とのべました。


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