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2012年1月12日(木)

きょうの潮流

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 NHK朝の連続ドラマ、「カーネーション」から目が離せません。戦争の時代を描く視線の確かさを、同僚記者が昨日の本紙テレビ・ラジオ欄「レーダー」に書きました▼主人公の魅力にもふれましょう。古い考え方やしきたりにとらわれず、たんかをきって先を切り開こうと挑む彼女。潔く生きる姿に、「夢はみるものでなく、かなえるもの」という言葉を思い起こします▼彼女は、カーネーションが好きです。枯れにくく、枯れてもまだしっかり立っている花だから、と。カーネーションは、江戸時代にオランダから日本に伝わってきました。原産地は、ヨーロッパの地中海沿いや西アジア、といいます▼カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の花です。日本では、オランダナデシコともよばれます。部屋を飾るカーネーションも、もとをたどれば、ナデシコの仲間が園芸用に育てられて生まれたようです▼サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の沢穂希(ほまれ)選手が、国際サッカー連盟の2011年女子世界最優秀選手に選ばれました。代表チームに入り18年。チームは、昨年の女子ワールドカップ大会で初の優勝をなしとげました。「夢はみるものでなく、かなえるもの」は、沢選手の信条です▼表彰式で、男子最優秀選手のメッシ選手と並んで記念撮影におさまる姿がすがすがしい。「なでしこジャパン」も、「カーネーション」の主人公も、軍国日本がもてはやした、男性におとなしく従い、尽くす、「大和撫子(なでしこ)」の像からほど遠い。


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