2011年11月28日(月)
子らの未来守る行動を
福島から避難のママも訴え
さよなら原発 東京北部パレード
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エッセイストの海老名香葉子さん、ボクシングの元日本ウエルター級チャンピオンの小林秀一さん、俳優の宝田明さん、漫画家のちばてつやさんらが呼びかけた「さよなら原発 東京北部ラリー(集会)&パレード」が27日、東京都文京区の公園で行われました。法律家、労働組合などが実行委員会を作って開いたもの。
呼びかけ人を代表し小林さんがあいさつ。「子どもたちの未来は私たちの行動と決意にかかっている」と、今行動する大切さを訴えました。
福島県から駆けつけた県農民連の亀田俊英会長は「収穫の秋なのに今年は充実感を味わうことができません。私たち農民に責任はありません。悪いのは原発を認めた国と事故を起こした東電。農業と原発は相いれず、安全安心の農地を引き継ぐためにもともに頑張りましょう」と述べました。
福島県郡山市から首都圏に避難してきている「福島避難母子の会in関東」の女性(41)は4歳と7歳の子どもがいます。「子どもは放射能におびえています。仕事で避難できない夫とは月1、2回しか会えない二重生活。自主避難にも損害賠償してほしい」と訴えました。
豊島区在住の女性(48)は6歳の子どもを連れてパレードに参加しました。「東電と国はきっちりと謝ってほしい」
集会は、既存の原発の計画的廃炉と新規計画の中止、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場建設停止、自然エネルギー政策への転換を求める決議を採択し、都内をパレードしました。