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2020年10月18日(日)

沖縄・高江 93年返還の米軍北部訓練場

地中に銃弾170発放置

党東村議通報

写真

(写真)宮城さん(左)と、米軍のものと思われる廃棄されていた銃弾を確認する伊佐村議=16日、沖縄県東村

 沖縄県東村高江の米軍北部訓練場だった、1993年に返還されて国有となっている土地で、米軍のものと思われる廃棄物の大量放置が明らかになっている問題で、同地で16日までに、地中に埋められていた銃弾170発も見つかりました。日本共産党の伊佐真次村議が同日に通報し、県警が回収しました。

 発見者は、チョウ類研究者の宮城秋乃さんです。発見した未使用・不発を含む銃弾空包は、県道から数十メートル入った森の中で麻袋に入れられて埋まっていました。袋が破けて一部が地表に出ていたといいます。弾の表面は土で覆われ、判別は困難な状態でした。

 宮城さんは同返還地でこれまで、米軍のものと思われる瓶や食器類、バッテリーなどが大量に投棄されていることを発見。長年「ゴミ捨て場」とされていた可能性と、現在も放置されている状況を告発しています。

 同返還地内では、使用済みの照明弾や発煙弾、不発の手りゅう弾も見つかっています。

 現場を確認した伊佐村議は、廃棄物の放置について「あまりにもひどい。回収せずに日本側に返還するのは無責任だ。(日米両政府は)返還したとアピールするだけではなく、しっかりと除去すべきだ」と訴えました。


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