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2020年10月1日(木)

ただちに国会を開き首相は国政の方針示せ

穀田国対委員長が会見

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=30日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は30日、国会内で記者会見し、「臨時国会をただちに開き、菅義偉首相が国政にのぞむ方針を明らかにし、審議を行うべきだ」と強調しました。

 穀田氏は、政府が臨時国会を10月23日に召集する方向としていることについて、菅首相が16日に首相に指名されて1カ月以上も所信表明演説を行わないのは、「国民無視、国会軽視もはなはだしい」と批判しました。穀田氏は、これまで政権交代時でも、首相指名から間をあけず、新首相の所信表明演説が行われてきたと指摘。今回は、自民党の都合で首相交代を8月から企図したもので、しかも、野党の憲法53条にもとづく臨時国会召集要求を無視していることをあげ、「二重三重に許しがたい」と述べました。

 また、穀田氏は、加藤勝信官房長官が臨時国会召集の遅れの理由として法案の準備などをあげていることについて、「まず国会を開き、所信表明と代表質問、予算委員会で国政の考えをただすのが先だ。そのうえで、法案審議の臨時国会を開くのが筋だ」と述べました。

 同日の野党国対委員長連絡会では、菅首相が10月に外遊日程を調整していることを各党が批判。「まず、所信表明演説を行って国会と国民に国政運営の方向や新型コロナウイルス危機への対応について明らかにすることが求められている。順序が違う」との認識で一致しました。


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