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2020年5月29日(金)

障害者と緊密協議を

本村氏 「電話リレー」で要求

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(写真)質問する本村伸子議員=26日、衆院総務委

 聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法案が28日、衆院本会議で採決され、野党が求めた当事者意見の反映が盛り込まれ修正された法案が全会一致で可決されました。

 同法案は、聴覚障害者等と健聴者とを、オペレーターが手話や文字と音声とを通訳することで即時双方向につなぎ、24時間365日、緊急通報も含め電話をかける「電話リレーサービス」を公的制度として整備するものです。

 日本共産党の本村伸子議員は26日の衆院総務委員会の質疑で、国による基本方針作成や提供機関の事業計画、支援機関諮問委員会などあらゆる段階で「障害者と緊密な協議、積極的関与が必要」と質問。高市早苗総務相は、電話リレーサービスの「当事者を含めた関係者の方々の声を伺う場を設けたい」と答えました。

 橋本岳厚生労働副大臣は、オペレーターを担う手話通訳士・者や要約筆記者の養成は大変重要であり、「しっかりと予算確保できるように頑張っていく」と述べました。

 通訳オペレーターの処遇について平均賃金を保障するよう求める質問に高市総務相は「通訳オペレーターの人件費を適切に確保する。処遇にしっかり配慮する」と答弁しました。本村氏は利用者の負担軽減を求めました。


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