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2020年2月26日(水)

辺野古 異常な警備費

赤嶺氏“やはり新基地間違い”

衆院委分科会

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=25日、衆院予算委分科会

 日本共産党の赤嶺政賢議員は25日の衆院予算委員会分科会で、政府が沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の総事業費を当初の約3500億円から約9300億円に引き上げた問題を追及し、工事の中止を求めました。

 赤嶺氏は、増額の要因である警備費用1700億円について、「これだけの警備費用を要する事業は異常だ」と追及。「不可欠な経費」と強弁する河野太郎防衛相に、赤嶺氏は、1年前の県民投票で7割を超える県民が埋め立てに反対し、全国世論調査でも反対が多数を占めていることを示し「警備費用がかかるのは民意に反する工事を強行するからだ。新基地建設が間違っていたことを受けとめるべきだ」と指摘しました。

 赤嶺氏は、防衛省資料で地盤沈下により供用開始後の20年で6回の滑走路のメンテナンスが必要としていることを示し、巨額の補修費用がかかると追及。防衛省の鈴木敦夫整備計画局長は、補修費用は9300億円に含まれていないとし「米軍と調整し検討する」としました。赤嶺氏は「建設後なおいくらかかるのか全く分からない。補修も含めた費用の全体像を示さなければ工事の妥当性は検証できない」と批判しました。

 さらに赤嶺氏は、普天間基地などで滑走路補修に半年以上かかっているとし、「6回のメンテナンスで半年閉鎖すると20年のうち3年は1本の滑走路で運用することになる。2本の滑走路を使い分けることで住宅地上空の飛行を避けるという政府の説明が成り立たなくなる」と指摘しました。


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