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2019年12月10日(火)

「桜」疑惑逃げ切り許さない 臨時国会閉会

野党一致で会期延長要求

閉会中の質疑応答決まる

 第200回臨時国会が9日、閉会しました。日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの野党共同会派は同日、「桜を見る会」疑惑究明のために40日間の会期延長を求める申し入れを大島理森議長に提出しました。自民・公明両党はこれを拒否し、「逃げ切り」をはかる安倍晋三首相をかばおうとしましたが、野党が一致結束して徹底審議を求めるもとで、衆院内閣委員会の理事会を開き、閉会後に「桜を見る会」をめぐり質疑応答を行うことで与野党が合意しました。


 野党は同日、早朝から断続的に国対委員長会談を開き、自公両党が会期延長を拒否した場合も、閉会中に内閣委員会を開き「桜を見る会」疑惑の審議を要求することで一致しました。

 その後の野党書記局長・幹事長会談では、臨時国会が閉会する最後の最後まで、「桜を見る会」の審議をもとめて徹底的にたたかうことを確認し合いました。

 日本共産党の小池晃書記局長は会談の席上、「『桜を見る会』疑惑をめぐり、野党が結束して追及してきたことが、安倍首相をここまで追い詰めてきた。首相に対し最後まで『議論から逃げるな。国会に出てきて説明せよ』と求めよう。会期延長を最後まで徹底して求めよう」と提起しました。

 衆院本会議の運営を決める議院運営委員会での意見表明で、日本共産党の塩川鉄也議員は、「疑惑の徹底解明は行政監視機能をもつ国会の重要な責務。閉会で幕引きを図ることは言語道断だ」と意見表明しました。

 大島議長は本会議の冒頭、「野党から『桜を見る会』の諸問題の審議のために会期を40日間延長するよう申し入れがあった」と異例の報告を行いました。


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