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2019年12月7日(土)

照明弾落下 米軍認める

沖縄・金武町 民家から50メートル

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 沖縄県金武(きん)町伊芸(いげい)の田んぼで5日、米軍の照明弾1個が発見されました。重さ約250グラム、長さ10センチ、直径5センチの円筒状の物で、現場から50メートル先には民家がありますが、けが人は確認されていないといいます。

 同日午後5時35分ごろ、「照明弾らしき物が落ちてきた」という通報があり見つかったもので、ワイヤの先にはパラシュートが付いていました。現場の田んぼは、米軍キャンプ・ハンセンから数百メートルの場所です。

 同照明弾について防衛省沖縄防衛局は6日、在沖米軍が訓練中に使用した60ミリ迫撃砲照明弾であることを明らかにしました。

 同日午前にも、新たに照明弾2個が見つかりました。いずれも米軍が使用を認めたといいます。見つかった2個は、金武町によると、田んぼから数百メートルの場所で、一つは木にぶら下がっており、もう一つは道路上で発見されたといいます。

 沖縄防衛局は、県に対し、米軍が2~8日にキャンプ・ハンセンで演習を行うと通知していました。県は、同局に落下の原因や訓練の内容などの詳細な説明を求めています。

 玉城デニー知事は「県民の生命・財産に被害を及ぼす重大な事故につながりかねず、極めて遺憾だ」とコメントを発表しました。


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