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2019年9月21日(土)

ツイッター 首相はラグビーに浮かれるが

千葉の台風被害には投稿無し

 「日本で初めてとなるラグビーワールドカップが、いよいよ本日開幕です! 強豪たちによる、世界中に感動を与える熱戦を、大いに期待しています!」。安倍晋三首相は20日未明、自身の公式ツイッターアカウントで、日本での第9回ラグビーW杯開幕を祝うこんなメッセージと動画を投稿しました。動画で安倍氏は、日本チームのラガーシャツを着込み、「トライ! ニッポン!」とラグビーボールを手に「トライ」する動作を楽しそうにまねています。

 ところが安倍氏の前回の投稿は、台風15号の上陸(9日未明)前の6日のもの。それ以来、同台風による千葉県内での長期の大規模な停電や住宅被害などに触れた投稿を行った形跡はありません。

 このため安倍氏には、ツイッター利用者から、「人の命よりラグビーでしょうか」「千葉の被害状況を知ってる上でのこのツイートですか。総理には情というものは皆無なのですね」「千葉の被災者に見せられない」などの批判的な返信が殺到しています。

 甚大な被害を受けた千葉県民を見捨てる姿勢には、口では国民に“寄り添う”と語りながら、米軍新基地建設強行で沖縄県民の民意を無視し、原発事故被害者への賠償打ち切りで福島県民を切り捨ててきた安倍首相の“お友だち”以外の国民への冷酷な姿勢が如実に表れています。(信)


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