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2019年9月6日(金)

辺野古新基地 工事止め、対話解決を

沖縄知事 防衛相に重ねて要請

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(写真)岩屋防衛相(左)に、辺野古新基地建設工事の中止と対話による解決を求めるデニー知事=5日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は5日、岩屋毅防衛相と県庁で面談し、県民の明確な反対の民意を無視して安倍政権が強行する、同県名護市辺野古の米軍新基地建設工事を直ちに中止し、県との真摯(しんし)な対話による問題解決を重ねて求めました。

 デニー知事の訴えに対し岩屋防衛相は「早期に辺野古移設(新基地建設)を完了させたい」などと述べ、民意をないがしろにする安倍政権の姿勢を鮮明にしました。

 岩屋防衛相は「きょう(辺野古の新基地建設の)現場を視察し、自然環境・安全性に配慮し、工事が丁寧に進められているのを私自身の目で確認した」と語り、政府の違法・無法で、環境破壊を引き起こしている工事の実態を顧みず、正当化しました。

 岩屋防衛相は、辺野古新基地建設の軟弱地盤の改良工事に向けた専門家等を交えた技術検討会を、6日から開始することを発表。デニー知事は「技術検討会を設置する前に工事を中止し、対話による解決を図るべきだ」と反論しました。

 先月27日に起きた同県宜野湾市の普天間基地所属の米軍ヘリの窓落下事故についてデニー知事は「米軍の安全管理、再発防止策は極めて不十分。同型機の運用を1週間停止し、徹底した原因究明と詳細な説明、再発防止を講じるよう米側に働きかけよ」と改めて要求しました。


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