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2019年8月31日(土)

埼玉知事選街頭演説中

文科相のどう喝抗議

学生・教員ら緊急行動

写真

(写真)「どう喝やめろ」「生徒の声聞け」と声をあげる人たち=30日、文部科学省前

 柴山昌彦文部科学大臣の街頭演説中に、ヤジを飛ばした学生が排除されたことに対する緊急抗議が30日、文部科学省前で行われました。

 教員や学生も参加してスピーチ。集まった人びとは、「どう喝するな」「大学入試の改悪やめろ」と声をあげました。

 8月24日、柴山文科相が埼玉県知事選の応援演説をした際に、大学入試の改悪に反対だと声をあげた学生が警察に排除されました。このことを会見などで問われた柴山氏は、「大声を出す権利は保障されているとはいえない」「(憲法)13条見てください」などと発言しています。

 文科省前抗議を呼びかけたのは、市民有志でつくる「怒りの可視化」です。私立高で教員をしているメンバーのメッセージを読み上げました。大学入試をめぐって意見を表明した学生を強制的に排除したことを批判し、「現場で民主主義を教えている、教員の努力が無駄になります」と抗議しました。

 聖学院大学教授の石川裕一郎さん(憲法学)がスピーチ。柴山氏が排除した理由に憲法13条を持ち出したことについて、「おそらく『公共の福祉に反しない限り』といいたいのだろう。しかし、これは人を不愉快にする表現を制限するものではない。私たちは、おかしいことに対して声をあげていきましょう」とのべました。


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