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2019年8月11日(日)

殺処分ゼロへ行政充実を

動物愛護議連 環境相に申し入れ

武田議員が参加

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(写真)動物愛護議連の環境相への申し入れ(左端が武田議員)=6日、環境省

 超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(会長・尾辻秀久参院議員)は6日、環境省で原田義昭環境相に動物愛護行政の充実と予算増額を求める申し入れを行いました。日本共産党の武田良介参院議員が参加しました。

 申し入れでは、同議連の発議で先の通常国会で全会一致で成立した改正動物愛護法の着実な実施に向け、(1)来年度予算で大幅増額を要求すること(本年度は施設整備費約2億円を含む約3億5千万円)(2)販売店・繁殖業者などの動物取扱業者が順守すべき事項はできる限り数値化すること―を要請しました。

 武田議員は「保健所改修などを年間数件しか行えない予算では『殺処分ゼロ』の取り組みは進まない」「業者への規制強化が適切に行われるよう飼育環境や管理方法の数値化が重要だ」と強調しました。

 原田環境相は申し入れに対し、「法改正をきっかけに十分な予算確保を要求していきたい。数値規制は客観的データの有無など難しい面もあるが、プロセスを伝えながら議連とも相談していきたい」と応じました。

 申し入れでは、猫と共生をめざすさまざまな立場の地域ねこ活動をはじめとするボランティア活動への支援強化も要請しました。


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