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2019年8月6日(火)

要請に嫌がらせ許されない

「はたらくくるま」問題 新婦人が声明

 自衛隊の戦車や戦闘機などの写真を掲載した幼児向け知育図鑑『はじめてのはたらくくるま 英語つき』(講談社ビーシー)や兵庫県内の百貨店での自衛隊展示に再考を求めてきた新日本婦人の会(新婦人)に極右勢力からネットなどで嫌がらせが相次いでいる問題で同会は5日までに、「民主主義の国では許されない」と声明を発表しました。

 講談社ビーシーや兵庫県の百貨店は、新婦人や市民団体などからの要請で増刷、展示を中止しました。

 声明によると同会に対し改憲と排外主義の極右勢力から電話による嫌がらせや事実をゆがめる悪質な内容がインターネット上で拡散されたりしているといいます。同会は「断固抗議し、法的措置も検討する」としています。

 声明では「安倍政権が安保法制を強行し、米軍の作戦に参加する新任務のもとで、自衛隊のイベントが広がっていることに国民が不安を抱くのは自然なこと」「地震や豪雨など災害現場で懸命にがんばる自衛隊員の姿に心を打たれ、この若者たちを戦場に送るなと運動してきた」と強調。

 率直な思いを表現することは、正当な言論活動であり、攻撃は「女性・市民活動を萎縮させるためのもので、民主主義の国では許されない」と訴えています。


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