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2019年6月29日(土)

不破哲三氏、主要著作を献本

ドイツ国立図書館の要請うけ

国際規模で永続保存の対象に

 この4月に、ドイツの国立図書館から、日本共産党の不破哲三社会科学研究所長あてに、最近出版された著作『「資本論」刊行150年に寄せて』をまだ収蔵していないので、献本してほしいという要請の書簡が送られてきました。同図書館は、ドイツ語での出版物やその他言語へのその訳書だけでなく、「ドイツおよびドイツ語で話す人物に関する外国語出版物」のすべてを収集し、永続的に保管し、書誌索引をつくる法的義務を負っており、その一環としての要請だという説明でした。

 不破氏は、4月26日、ドイツ国立図書館が「国際的にも重要な意義をもつ価値ある事業」に取り組んでいることに感銘を受けたことを述べるとともに、要請された著作を含め最近の若干の書物を送りました。あわせてマルクス、エンゲルスに関する自分の著作のあらましのリストを付記し、「あなた方の包括的な収集・保管の事業に役に立つのであれば、私の関係著作の全体をお送りする用意がある」旨を連絡しました。

 これに対し、ドイツ国立図書館から、6月18日発信(26日到着)で感謝の書簡が寄せられ、同館が現在所蔵している不破氏の著作11冊のリストについても通報がありました。さきの『資本論』150周年の書にくわえ、『マルクスと「資本論」』全3冊、『古典研究 マルクス未来社会論』、『古典教室』全3冊、『「古典教室」全3巻を語る』、『マルクスは生きている』、『「資本論」探究 全三部を歴史的に読む』全2冊、です。

 不破氏は新たな要請にこたえて、1970年代から今日までの著作の中からマルクスとエンゲルスにかかわる主要著作28冊を選んでドイツ国立図書館に献本する手続きを取りました。これで保存の対象となる著作は39冊にのぼることになります。

 不破氏は、「日本共産党のマルクス、エンゲルス研究が、国際的な永続保存の対象となる。マルクス、エンゲルスの故国から寄せられた、たいへんうれしい知らせです」と語りました。


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