2019年6月15日(土)
予算委開催 議長に要請
参院 野党「議論すべき課題山積」
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参院予算委員会の理事懇談会が14日に開かれ、野党が求めてきた委員会開催を与党が改めて拒否し、金子原二郎委員長(自民)も開会の意向を示しませんでした。このため、参院の野党各党の国対委員長は同日、伊達忠一議長に「予算委員会の開催を求める申し入れ」を提出しました。
「申し入れ」は、参院規則に予算委員の3分の1で開会要求をした場合「委員長は委員会を開かなければならない」とあるにもかかわらず、予算委員会が開かれていないことは「看過できない深刻な事態である」と指摘。「国民生活に重大な影響を及ぼしうる多くの重要課題が発生」し「安倍内閣の政治姿勢について問いたださなければならない」として、予算委員会開催に向けた議長の尽力を求めています。
伊達氏は「申し入れは重く受け止める。予算委員長に、その旨を伝えたい」と応じ、結果を週明けに報告すると述べました。
日本共産党の井上哲士国対委員長は「議長の下での参議院改革協議会での与野党が一致したのが、行政監視機能の発揮の問題だ。その機能を発揮する最大の場である首相出席の予算委員会を開くべきだ」と主張しました。