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2019年1月29日(火)

「今の生活保護では生活できぬ」

全国一斉110番

青年司法書士協議会

 全国青年司法書士協議会(全青司)は28日、「全国一斉生活保護110番」(27日実施)の相談結果をまとめました。全国21都道府県22会場で受けた電話は1588件。うち相談件数は275件。内訳は生活保護受給者から110件、受給していない人160件、別の相談など5件でした。

 全青司は、生活扶助基準の引き下げ、光熱費等の需要に対応する冬季加算の引き下げ、2018年10月より3年間、生活保護受給額が最大5%引き下げられるなど、「貧困が全国津々浦々にまん延しつつある」と強調しています。

 生活保護を利用していない人からの相談では、「うつ病を患っており仕事をさがしているが見つからない。貯金も残り少なく、年金暮らしの両親と同居しているが、もう両親の支援は受けられない(関西、40代男性)」など。

 生活保護を利用している人からは、「生活保護制度は大変ありがたいが、この金額だけではとても生活していけない。この声を国に届けてほしい(関西、70代女性)」などの相談が寄せられました。


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