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2018年8月17日(金)

普天間二小 671回避難 沖縄・宜野湾

米軍機上空飛行 5カ月で

校長「普通の学校に戻したい」

 「『いつまで避難するの?』と児童に聞かれるたびに悲しい」―。昨年12月に米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53Eヘリの窓が校庭に落下した普天間第二小学校で、米軍機が学校上空一帯を飛んで児童が避難した回数は、校庭の使用を再開した2月13日から1学期終了の7月20日までに671回に上りました。

 (大串昌義)


写真

(写真)設置工事中の避難施設(左)。右側のフェンスの中は米軍普天間基地=13日、沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校

 普天間第二小は普天間基地に隣接しています。市教育委員会からの聞き取りなどで判明した同避難回数を、校庭使用再開日から1学期終了日の158日間で割ると、1日平均4・2回。児童が登校しない日もあるため、実際の1日の平均避難回数はさらに多いのが実情です。1日の最多は3月6日の23回でした。

 昨年12月13日の落下事故から5日後、米軍は謝罪しましたが、学校上空は飛行しないでという学校側の求めに応じませんでした。

 米軍機が学校上空を飛行する恐れがある場合に沖縄防衛局の配置した監視員が、校庭にいる児童に避難を指示。防衛局は校庭の2カ所に避難施設(高さ2・3メートル、広さ20平方メートル)を設置工事中です。

 児童から「いつまで避難するの」と聞かれて悲しいと語る桃原(とうばる)修校長(58)は「避難施設ができても状況は良くない。児童はストレスを感じている。普通の学校に戻したい」と述べました。

 息子が同校に通う宮城チカラさん(43)は「授業どころではない、教育を受ける施設ではない」と憤りました。日本共産党の知念吉男市議の後継として9月の沖縄統一地方選に立候補する予定の宮城さんは、力を込めて訴えます。

 「翁長雄志知事の遺志を継ぎ、普天間基地の閉鎖・撤去を掲げる建白書の実現を目指します。名護市辺野古の新基地建設では米軍機が沖縄の空を飛び、事故が起きる状況は変わりません。基地を後の世代に残したくない」


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