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2018年8月6日(月)

「生産性のために生きていない」

渋谷で杉田暴言に抗議

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(写真)「同性愛を蔑視する杉田水脈議員の発言も、それを擁護する自民党も、どっちも絶対許せない」と、怒りの声をあげる参加者=5日、東京都渋谷区

 LGBT(性的少数者)のカップルを「『生産性』がない」などと月刊誌に寄稿した自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に抗議する行動が5日、JR渋谷駅前で開催されました。猛暑の中、大勢の人たちが集結し、怒りの声を上げました。

 主催者を代表して平野太一さん(33)が、「杉田議員は、謝罪も撤回もしていない。生産性がないと、政治家という立場の人間が言うことがどれだけ人を傷つけるか考えたら、絶対見過ごせない。声を上げ続けましょう」とあいさつ。

 「This is Pride」―。こう強く叫んだのは、レズビアンであることをカミングアウトしたユーチューバー(22)です。「私たちは生産性のために生きていない。同性愛は趣味なんかじゃない。杉田議員の発言は社会全体の問題です。それを容認する自民党は絶対に許せない」と訴えかけました。参加者たちからは、「その通りだ」と、大きな拍手と歓声が上がりました。

 「沈黙は死」というプラカードを掲げて参加した女性(64)=西東京市=は、「メディアには、もっとこの問題を取り上げてほしい」と言いました。ツイッターで行動を知ったと話す女性(35)は、「自民党の言う生産性は、国家にとって役に立つかどうか。そんなもので人間の価値を決めるなんておかしい」と語りました。


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