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2018年8月1日(水)

「憲法教という新興宗教」

稲田氏がツイッターで暴言

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(写真)稲田朋美元防衛相のツイート(すでに削除ずみ)

 自民党の稲田朋美元防衛相(衆院議員)がツイッターに憲法を敵視した暴言を投稿(7月29日)したことに対し、世論の批判が高まっています。同氏は30日までに投稿を削除しました。

 稲田氏は29日に開かれた改憲右翼団体「日本会議」東京・中野支部の集会「安倍総理を勝手に応援する草の根の会」に「応援弁士」として参加。支部長を「大先輩」と呼び、「法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理を応援してくださっていることに感謝!」と書いています。国の最高法規である憲法を擁護する立場を「憲法教」「新興宗教」などと攻撃し、安倍首相応援と憲法擁護が対立することを自白した形です。

 稲田氏は、2005年に政界進出した際も安倍氏にスカウトされたと語り、第2次安倍政権発足後は行革担当相や自民党政調会長、防衛相などに一貫して重用されている安倍側近の一人です。日本会議国会議員懇談会の枢要メンバーで、靖国神社参拝を繰り返し、改憲や「東京裁判史観」からの脱却などを主張。夫婦別姓にも強く反対してきました。

 稲田氏の投稿は、国会議員の憲法擁護義務に明確に反します。投稿を削除したからといって責任は免れません。


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