しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月24日(木)

柏崎刈羽再稼働するな

「許可は誤り」県民の声紹介

武田氏求める

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(写真)質問する武田良介議員=23日、参院本会議

 日本共産党の武田良介議員は23日の参院本会議で、昨年12月に原子力規制委員会が新規制基準に適合したとして設置変更許可を出した新潟県の柏崎刈羽原発6、7号機について、再稼働を許さないように求めました。

 武田氏は、原子力規制委員会の許可後に、東京電力が安全上重要な施設である「フィルターベント」の基礎部分が液状化で損傷する可能性があると言い出していると指摘。県民から「規制委員会が許可を出したこと自体が誤り」など再稼働反対の声が上がっていることを示し、「政府はこの県民の声を押し切るつもりか」と迫りました。

 世耕弘成経産相は規制委が新規制基準に適合すると認めれば「その判断を尊重し、地元の理解を得ながら再稼働をすすめるというのが政府の方針」と答え、あくまで再稼働を進める姿勢を示しました。

 武田氏はまた、温暖化など気候変動による被害の回避・軽減策を法的に位置付ける気候変動適応法案について、適応策の推進は当然だが、気候変動対策で優先すべきことは、温室効果ガスの排出削減だと強調。LNG火力発電の約2倍ものCO2を排出する石炭火力発電所の新増設や海外輸出を中止させるように求めました。


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