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2018年5月10日(木)

北朝鮮 米国務長官が再訪

 【ワシントン=池田晋】ポンペオ米国務長官は9日、6月初旬までに予定される米朝首脳会談に向けた準備のため北朝鮮を訪問し、朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長と会談しました。会談で金氏は「朝鮮半島の平和をもたらす上で、米国が大きな役割を果たすと期待している」と表明しました。

 ポンペオ氏は、「数十年の間、私たちは敵だった。今では、ともに紛争を解決し、国際社会に対する脅威を取り除くことができると期待している」と述べました。

 ポンペオ氏は平壌に向かう機上で記者団に対し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談する見通しについて「わからない」とした上で、「北朝鮮政府を代表する誰とでも会う準備はある」と述べ、金氏との会談の可能性を排除しませんでした。

 また、北朝鮮で拘束中の米国人3人について、「再び議論することになる。もし北朝鮮側が解放すると決めるなら、すごい意思表示だ」と早期解放を求める考えを改めて示しました。

 ポンペオ氏の訪朝は2回目で国務長官としては初めて。同氏のツイッターの投稿によると、今回の訪朝は北朝鮮側の招待によるものです。


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