しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月10日(火)

海外派兵の違憲性隠すため

志位委員長 「日報」隠蔽で強調

 日本共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、自衛隊海外派兵部隊の「日報」隠蔽(いんぺい)が相次いで発覚している問題について問われ、「海外派兵の実態が憲法違反だという事実を隠したい一念で行われたものだ」と述べました。

 志位氏は「南スーダン『日報』の場合は、『戦闘』の言葉を隠すためだった。現に宿営地が襲われたイラク派兵の場合も、違憲の実態を隠すためというのが本質だ」と指摘。「その点を今後追及していく」と表明しました。

 志位氏は、2015年の安保法制=戦争法の審議で自身が、アフガニスタン戦争時のインド洋と、イラクに派兵された自衛官のうち、54人が帰国後に自殺した事実(同年3月末時点)を明らかにしたことを紹介し、「自衛官が現場で、精神を患うような極度の恐怖とストレスに置かれていたということだ」と強調しました。


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