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2018年3月2日(金)

東日本大震災 福島原発事故7年

待望の診療開始

岩手 県立高田病院が新築移転

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(写真)田畑潔院長の診察を受ける女性患者=1日、岩手県陸前高田市

 東日本大震災の津波によって壊滅的な打撃を受け、病院機能が失われた岩手県の三つの県立病院で唯一、仮設病院における診療態勢が続いていた県立高田病院(陸前高田市)。被災から7年を前に高台への新築移転が完了し、地域住民に待ち望まれていた新病院での診療が1日、開始されました。

 診療受け付けが始まる前から多くの外来患者が訪れ、待っていました。

 腰痛の持病を抱え、診療が始まる約2時間前から待っていた女性(68)。

 震災前は同病院でリハビリテーションなどの治療を受けてきましたが、手狭でリハビリの体制が十分ではなかった仮設病院では、リハビリの機会がありませんでした。

 「これから月に1回は通って、体を動かすようにして、寝たきりにならないようにしたい」とほほ笑みました。(関連記事)


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