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2017年12月14日(木)

「赤旗」は総選挙をどう報じたか

真のジャーナリズムを遂行 激動を検証し、真相に迫る

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 「共産党は、市民と野党の共闘が危機に瀕(ひん)したさいに、身を挺(てい)して逆流を止め、日本の民主主義を守った」。多くの識者の方々から、こんな評価をいただいた、今度の総選挙ですが、「しんぶん赤旗」はどんな役割を果たしたのでしょうか。

逆流局面でたたかう姿勢

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 民進党の「希望」への合流によって、市民と野党の共闘が突然の逆流と分断に襲われた9月28日。共産党はすかさず「逆流と断固たたかう」「共闘は決してあきらめない」という二つのメッセージを発信しました。

 翌29日付「赤旗」は、「『希望の党』は自民の補完勢力 前原提案は『重大な背信行為』」と、逆流を強く批判、「市民連合のみなさん、共闘の道を進む政党、議員、候補者のみなさんとは共闘を追求」と、志位委員長の発言を大きく伝えました。

 続く30日付1面トップは「市民と野党 共闘さらに」の見出しの談話特集、3面も含めて8人の識者が登場、「(民進党の希望への合流は)自公政権の補完勢力どころか翼賛体制づくりだ」(斎藤貴男氏)、「共産党には共闘を引き続き発展させる役割を果たしてほしい」(中野晃一氏)など、「逆流とたたかう」「共闘をあきらめない」決意を口々に語りました。この日、1面では社民党との選挙協力合意も大きく報道しました。

 逆流局面で共産党が発したメッセージと「赤旗」紙面がいかに多くの人々を励ましたのか。シンガーソングライターの五島良子さんは、逆流の動きを聞いたときには落ち込んだが、志位委員長が「(共闘の)この2年間の歩みは、今後に必ず生きる。一時的な逆流によって共闘が後退したとしても市民と野党の共闘にこそ未来がある」と明言したことに、「きっと95年間諦めてこなかったことがこう言わせるんだなと私は感動しました」と語っています。(10月14日付)

総選挙の意味 徹底的に検証

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 開票直後10月25日付から始めた「総選挙結果うけて」の談話シリーズ。初回の3氏を皮切りに17氏が「身を挺して民主主義を守った」と、共産党の役割を高く評価し、大きな反響と感動を呼び起こしました。

 「珍しく赤旗1面を切り抜く。3氏の言葉は“善意”“献身”“たじろがず”といった賛辞にあふれていた。この党とともに歩む自分を誇らしいと思った」

 「議席減に気落ちしていたが、共産党に投票してよかったと上向きな気分になれた」

 識者の談話は、今度の選挙の意味、共産党が果たした歴史的役割を、私たちに気づかせてくれたのです。

 「赤旗」はまた、11月6日付「逆流と分断乗り越えて 共産、筋通し共闘再構築」、20日付「市民と野党の共闘 再生へ激動の13日間」と、2回にわたる見開きの特集で総選挙を徹底検証、今度の選挙の真実を浮き彫りにしました。

 時々刻々、めまぐるしく情勢が動いた今度の総選挙。それが何だったのかの検証は、メディアにとって格好のテーマだったはず。しかし、その真相に迫る本格的な検証はいまだに行われていません。

タブーなく真実伝える

 本紙旅欄でイラストを担当するワタナベ・コウさんは、近著『ワタナベ・コウの日本共産党発見〓』(新日本出版社)のなかで、「『赤旗』を生まれてはじめて読んだのは二〇一五年末です。真のジャーナリズムを遂行するまともな新聞だと知って大変驚きました。購読して毎日読むようになって、その驚き度合いはますます加速中です」と語っています。ワタナベさんのジャーナリズムの定義は「真実追究を目的とする事実報道と検証報道」。

 「しんぶん赤旗」は来年2月1日、創刊90周年を迎えます。創刊いらい、タブーなく真実を伝えるジャーナリズムの大道を歩んできました。いま、世界と日本の真実、本当のことを知ろうと思ったら、なくてはならない新聞です。それは、この総選挙報道でも実証されているのではないでしょうか。

 (小木曽陽司)


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