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2017年12月4日(月)

2019年参院選、統一地方選へ 新しい前進を開始しよう

「共闘の時代」にふさわしい党づくりを

3中総終わる 志位委員長が結語

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 日本共産党の第3回中央委員会総会は3日、前日に続く討論で、市民と野党の共闘の前進と日本共産党躍進の統一的追求について活発に議論した後、志位和夫委員長が結語を述べ、幹部会報告と結語を全会一致で採択しました。


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(写真)結語を述べる志位和夫委員長=3日、党本部

 志位氏は結語で、2日間で54人が発言し、討論を通じて、「市民と野党の共闘を前進させながら、いかにして共産党躍進をかちとるか―共闘と党躍進の統一的追求という3中総の主題が深められた」と強調。この2年間の参院選、総選挙を通じて、「全国すべての都道府県で共闘を経験したことは、共産党にとって重要な意義をもち、民主連合政府を担う党への前進の一歩となる」と述べました。

 4人の前衆院議員が語った元気いっぱいの奮闘、2019年の参院選をたたかう東京、京都、大阪の予定候補者の必勝の決意表明にふれ、「『比例を軸に』をすえつつ、すでに豊かな実績が試されずみの宝の議席を守り抜き、新たな躍進を必ずかちとろう」と呼びかけました。

 全国からの感想では、「残念が確信、展望に変わった」との声があり、新たな躍進へ党を丸ごと理解してもらう取り組み、党の自力をつける活動への強い決意が寄せられたと紹介。「しんぶん赤旗」日刊紙の電子版や「JCPサポーター」制度が、大歓迎されていると語りました。

 志位氏は、報告で強調した全国で生まれている新しい「共闘の絆」について、討論をふまえ、他の野党、市民連合、労働組合などとの「三つの信頼」が広がっていると指摘。2回の国政選挙で共産党も支援して勝利した他党・他会派の国会議員は衆参で67人にのぼると紹介したうえで、各地域で共通の課題での共同のたたかい、国政選挙でのさらなる共闘発展のための協力に向けて、日常的に連携・協力した取り組みをつくろうと訴えました。

 「党綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」について、志位氏は、全国のたくさんの経験から、大きな威力を発揮していることが語られたとして、「『集い』を、党活動全体を発展させる『推進軸』と位置付けて、文字通り、日本列島津々浦々で、気軽に、繰り返し、双方向で開こう」と呼びかけました。

 「集い」の意義として、未来社会論をはじめ共産党への理解を広げることは、共闘の未来にとっても重要だと指摘。疑問に答える中で、党の最大の魅力を伝えることができると力説しました。

 党員拡大を根幹にすえた党勢拡大について、討論では「『共闘の時代』にふさわしい党づくり」が語られました。志位氏は、共闘前進と党躍進の両方をやり抜く力をもった党づくり、共闘相手をリスペクト(尊敬)する姿勢を貫きながら、党独自の値打ちを伝えぬく力が必要だと述べ、新しい時代を前に進める最大の力が「強く大きな党づくり」だと大きく位置づけて取り組もうと呼びかけました。

 総選挙後の情勢では、党づくりの条件は大いにあるとして、国民との新たな信頼を築き、「この党を一緒に大きくしたい」と入党の動きが起こっていることはたいへんうれしいと表明。党勢拡大を進めるうえで、「規約にもとづく党づくり」「楽しく元気の出る支部会議」の努力と一体でこそ、持続的、法則的に前進する党をつくることができるとして、27回党大会決定の党建設方針を掛け値なしに全面的にやり抜き、党勢拡大の新たな上げ潮をつくろうと訴えました。

 世代的継承でも、条件は大いにあることを示し、若者の願いにこたえる活動に取り組む「かけがえのない」組織である民青同盟を強く大きくするため、全力をあげようと呼びかけました。

 最後に志位氏は、市民と野党の共闘は、全国でいろんな発展段階があることをふまえ、「全国的視野に立って、総選挙の結果と課題、参院選、統一地方選でいかに躍進をかちとるかをつかむためには、3中総決定を全党のものにすることがどうしても必要となる」と力説。3中総決定の徹底とあわせ、その土台となっている党大会決定の全党員読了に、気持ちを新たに挑戦することを重ねて訴え、「参院選、統一地方選での躍進に向けて、新しい前進がスタートした総会となるよう、全力をあげて奮闘しよう」と呼びかけました。

書記局文書

志位委員長の幹部会報告


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